1. 文章添削の教科書


「朗読」と「表現よみ」を研究している渡辺知明の本:

文章添削の教科書(渡辺知明): レビューがおもしろい。

https://bookmeter.com/books/9935671

https://www.amazon.co.jp/dp/product/4875864779/

1.1. きっかけ

朗読と黙読の違いを考えていたときに、朗読の研究者だと思っていた渡辺知明氏から、

https://twitter.com/WATANABE_tomo/status/891847962707451905

1.2. 感想

「文章添削の教科書」というタイトルだが、文章を読む教科書でもあるようだ。

https://twitter.com/beyondDNS/status/893005601453637632

日本語の文節を文の要素として、その機能を考えるときには、「文素」という用語が適切である。
文法用語も語から文素へと意識転換が必要だ。

1.3. 引用

https://twitter.com/WATANABE_tomo/status/893494158014291968

文章が読めない人は文章が書けない。当たり前だ。文章の最初の読み手は書き手だからだ。
文章が読めなければ自分の文章を直していくことができない。
また、書き手の文章読み取り能力のレベルが、書き上げられる文章のレベルを決める。
だから、文章は書き手の読みの能力のレベルを判断する手段にもなる。

渡辺知明「いい文章の条件は文の構造の明確さである。」

文章を書く作業の3要素は(1)発想、(2)展開、(3)推敲である (1)と(2)ではまだ下書きだ。(3)推敲の能力は、他人が書いた文章を読むときの「添削」作業で鍛えられる。

文章とは一文から出発して添削の積み重ねで書き上げられるものだとも言える。 -- ToshinoriMaeno 2017-08-06 08:16:43

1.4. 印しつけよみ

「印付け読み」と書いて欲しかったところだが、参考になる。

作者は音読の推奨者なので、目から入る文には多少ルーズなようだ。-- ToshinoriMaeno 2017-08-09 05:45:06

渡辺知明『文章添削の教科書』に書かれた「印しつけよみ」は5つの記号によって文章の構造を読み取る手段だ。
 (1)マル(2)セン(3)四角(4)山カッコ(5)波線である。
とくに重要なのが(4)山カッコである。
  文中の名詞句をくくることで文構造が明確になる。何よりも文の意味が解けるのだ。

1.5. 技術文書、証明

目から入るもの(情報)が多い。(百聞は一見にしかず)

数式であれば、適切な記号、文字種か。

-- ToshinoriMaeno 2017-08-11 00:58:42