DNS/1/資源レコード/NS/出現場所
Contents
1. NSレコード/出現場所
RFC 1034, 1035 ... ゾーンファイル 親、子
2. ゾーン内
ゾーンを構成しているデータ中では、NS RRs は ゾーンの最上位ノードについている(権威がある)か、 ゾーンの底部のカットにある(権威はない)かであり、 中間にはあらわれない。
ゾーンの根元(ゾーン名)に付随するNSレコードはゾーンの権威をもつサーバを確認するための資源レコードである。
- (このNSはNS移転情報としても使われることがあるが、規程された機能ではない。)
ゾーンの根元ではないノードに対するNSレコードはゾーンカットを示す資源レコードである。(委譲を示す)
- そのノード(以下)は別のゾーンに所属することを示す。(当該ゾーンとしては末端に位置するはず) このNSレコードの指す先に付随するA(AAAA)レコードが存在することもある。
- その場合、そのAレコードは自ゾーンが権威をもつレコードではない。
3. DNS返答中のNS
/委譲返答や/遷都情報、ただの案内(余計な情報:上方参照、案内)、... 偽返答や間違い返答もある。
3.1. ゾーン同居
親子ゾーンが同居していると、ゾーンの根元でもなく、末端でもないノードに対してNSレコード Answerが返ることがある。
- このノードは実際には委譲された子ゾーンなどに対するものである。 委譲を確認することはできないため、SOAレコードを確認することが望ましい。
[例] cz, nic.cz が同居しているccTLD/czでは、子の nic.cz NS 問い合せに対して、 answer section が返ってくる。
4. キャッシュとNSの関係
NS RRSet の選択と保存方法など。 glue も関係するか。 (キャッシュにあれば、上書きしないのがいいと思うが、多くの実装はそうなっていない。)
- 確認のために上位に問い合わせ直す実装もあるようだ。
5. DB
レジストラなどのDNSサービス業者での設定ファイル(GUIで設定するものが多い)
- NSを設定させない業者もあるとか
妄想
6. 間違った使い方
lame delegation, 余計なAレコード、 ...
7. 毒盛
攻撃方法も(出現場所によって)名前を使いわけるべきだと考える。
"node re-delegation attack" : 偽遷都情報注入による攻撃
単なる delegation attack : 偽委譲返答注入による攻撃
偽情報も多岐に渡るがNS関係が一番狙い易い。
8. 毒盛対策
キャッシュにある情報は上書きしないのがよい。
@SIG@