## page was renamed from メイルサーバ/引越 ## page was renamed from メイルサーバの引越 メイルサーバの引越について、ここに記述してください。 [[メイルサーバ管理]] は前提知識とします。 まともに管理されていないものが、すんなり移転できると思うのは間違いです。  [[/spam送信か]] == メイルサーバの引越 == 引越の最中もメイルはできるかぎり受け取るようにします。   それも複数のメイルサーバに分散することなく一台のサーバに配送するものとします。 SMTPでは送信時のエラーは送信側の再送機能によりカバーされることになっています。  つまり、受信サーバが停止しているときには、メイルは送信サーバ側で保留されていて、  しかるべき時間のあと、再送が試みられるということです。 == 引越の手順 == 一番確実で、かつ遅延も少ない手順を考えましょう。 === メイルサーバでの準備 === メイルサーバのアドレス切り替えが完了するまでは新旧両方のサーバを動かしておけば、遅延は少なくてすみます。  * 旧サーバに届くメイルは新サーバへ転送するように設定します。(-> メイル管理)  * 新サーバに届くメイルは普通に配送(受信)します。    === DNS MXの設定と配送の確認 === * できれば、事前に旧サーバを指すMXのTTLを短く(小さく)設定しておきます。 * 新サーバを最高順位のMXとして追加します。(いきなり切り替えても、転送設定をやってあれば問題はおきないが。)   新サーバにメイルが届くことを確認します。    届くなら、旧サーバのMXレコードは削除してよい。 こうしておけば、多くのメイルは直接新サーバに届くようになります。(それを確認する方法は演習問題)  旧サーバに届けられたメイルは旧サーバが新サーバに転送します。 旧サーバのMXのTTLが満期になっても、旧サーバに届くメイルはなくならないかもしれません。  多くはspamが疑われるもののはずです。 旧サーバのメイルサービスを停止させます。  安心できるだけの適当な時間がすぎたら、停止です。:-) これで完了です。 DNSの浸透遅延などという現象(?)は存在しません。 ----- メイルは切れ目なく、新サーバに届くようになったはずです。 ---- -- ToshinoriMaeno <>